「お仏壇の金箔を修理したいのですが‥。」
これはもちろん、当社への金箔補修のご依頼・・・・・
ではありません。(笑)
お仏壇の金箔補修を、お客様ご自身でなされようとする際にいただくご質問です。
しかし、悪いことは申しません。
おやめになられたほうがよろしいでしょう‥
ご自身で金箔の補修をされたいというお気持ちはわかるのですが、金箔をまったく扱ったことがない方にとっては、なかなか思ったようには仕上がらないでしょう。
とは言っても。
「どうしても挑戦したいッ!」
という方のために、金箔の押し方を簡単に。
ただし、いきなりお仏壇の補修などには絶対に挑戦しないでくださいね。
大切なお仏壇なんですから‥。
ご自宅にある、表面がツルツルな不要なもので練習されてみられるとよいでしょう。
まずはじめに、金箔を押す(貼る)ためには以下の道具や素材が必要になります。
(1) 金箔(いろいろな種類のものがあります) ※参照→お仏壇に使う金箔の種類
(2) 箔ばさみ(竹製:金箔をつまむためのものです)
(3) 漆または金箔用の接着剤(金箔を接着するためのものです)
これらは、金箔屋さんや漆材料・用具販売店、絵画材料取扱店などで購入できます。
(4) きれいな布や薄い和紙など(漆などを摺りこむためのものです)
(5) 真綿または脱脂綿など(金箔を接着する際に用います)
(6) 練習用素材
(塗装が施してある木製品や表面がツルツルのプラスティック製品など、幅2cm〜3cm程度の細いもので練習しましょう)
カッターなどを用いて、金箔を押す(貼る)部分よりやや大きめに切ります。
金箔を押す(貼る)部分に、漆などの接着剤を和紙などで薄くムラなく摺り込みます。紙の繊維が残らなければティッシュペーパーを代用されても良いでしょう。接着剤をほとんど拭き取るくらいまで薄く摺り込むことにより、金箔の輝きが増します。
箔ばさみを用いて、先ほど切り取った金箔をつまみ、そーっと接着箇所にのせます。この段階ではまだ、金箔は密着しておらず"浮いた状態"になります。
最後に、真綿などを用い金箔の上を軽く叩くというか撫でるというか、やはりそーっとやさしく行います。この作業で金箔が密着し、接着剤がついていない部分の余計な金箔が取り除かれます。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
これらはあくまでも、金箔を押す(貼る)方法の一例ですが、初めての方にとってはこれらの作業の中でも「なかなか難しいな」と感じられるのは
2.接着剤の摺り込み
3.金箔を押す(貼る)
工程ではないかと思います。
接着剤を拭き取り過ぎると当然、金箔はくっつきません。
反対に、拭き取りがアマイと、金箔の輝きが鈍くなります。
また、金箔をつまむにはコツが必要ですので、金箔がクシャクシャになるかもしれません。
さすがに文字だけでお伝えするには限界がありますが、いまの世の中、金箔を押す様子はいろんなところで公開されているかもしれませんね。
※この記事をご覧になられたお客様による失敗があっても、当社では一切責任は負えませんのであらかじめご了承くださいませ
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