お仏壇のお取り扱いについて

お仏壇のお取り扱いの際には次の点には特にご注意ください。

扉と障子

扉や障子(内側の扉)を開閉する際には、静かに行ってください。

必要以上の力で行うと、扉などにキズがついたり、取り付け元の金具(蝶番)に負担がかかり、最悪の場合破損します。釘や金具の心棒の抜け・ゆるみによって開閉しにくい場合は、建付調整等が必要です。お仏壇の傾きが原因の場合もあります。

金箔

原則として金箔には触れないでください。

手のあぶらがつくと、変色したり指紋の跡が残ります。年数の経っていない場合ははがれ易いです。特に、障子や引出しに金箔を押してある場合は、つまみの金具をつかんで開閉および出し入れしてください。

仏具

金属製仏具のお取り扱いの際には、引きずったり、水をこぼさないようにしてください。

仏具を引きずると、お仏壇本体にキズがつきますので、できるだけ引きずらないでください。また、花立の近くにキズがある場合、そこへ水がしみ込むと周辺の塗料もはがれてキズが広がっていきますので、花立のお取り扱いには特にご注意ください。

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上記の点にご注意いただき、定期的に点検・お掃除をさせていただくだけで、お仏壇はかなり良い状態で永くお使いいただけます。
おこころあたりのある場合、くれぐれもご注意くださいませ。

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仏檀修理アドバイザー



富山県内仏壇店での仏壇製造・修理現場勤務をきっかけに独立。気がつけば20年以上お仏壇の修理・お手入れに携わってきました。

当サイトがお仏壇の修理や取り扱いに関することなどでお悩みのあなたのお力になることができれば幸いです。

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